市場競争が厳しくなる昨今、新しい価値を創造し、社会へ送り込むことは、企業の生き残りをかける術として必要不可欠になっています。研究開発部門は、その担い手として、イノベーション(新しいチャレンジ)の必要に迫られています。
しかしながら一方では、「性能向上を主眼とした製品開発ばかりになってしまう」「新しい製品開発につながる良いアイデアが思い付かない」といった技術者の声をよく耳にします。また、従来の製品カテゴリーにはない新たな製品開発を始めようとしても、新規性が高いことからその実行に向けた社内の障壁は高く、製品化に至らないといったケースも多く見られます。
イノベーション/インキュベーションについて
新しい価値を生み出し、製品化・事業化の壁を越えるための総合ソリューション
ITIDのイノベーションへの取り組み
ITIDは豊富な実績を元に、お客様が自らイノベーションを生み出し、実行するための支援を人、プロセスの観点から行っています。
トレンド調査や最新技術動向は踏まえつつも、それをそのままお客様に当てはめたりすることはありません。
ITIDは以下の3つの要素を提供することで、お客様自身をイノベーションへと導きます。
- 1.イノベーションを興すためのプロセスの提供
モノコトづくり企業の価値創出において陥りがちな壁を定義し、それを乗り越えるための事業・商品化プロセスを手法とともに提供致します。
- 2.洞察、気づき、刺激を生むための情報提供
参加者が持っていない知識領域へ気づきや刺激を与える市場/技術情報を提供致します。
- 3.ワークショップ ファシリテーション
個人の思考の枠を解放し、チームによる共創を生むワークショップを実施致します。
そのことで、新たな価値(商品/サービス/事業)を生むために発散と収束を繰り返し、ゴールへたどり着くことが出来ます。
コンサルティング手法
インキュベーション組織の運営、イノベーションプロセスの構築、事業立ち上げ準備等、世の中へ新しい価値を提供する新規事業の立ち上げをトータルでサポートします。
組織がイノベーションを産みやすいかどうかを、戦略、評価、組織構造等から診断し、イノベーティブな組織になるための施策を提示し、支援します。
潜在ニーズをとらえて新しい価値を発想するK-Matrix法を用いて、従来では思いつかなかった製品・事業アイデアを発案できます。アイデア出しのイベントを行うだけでなく、視野を広げる方法や、価値を軸とした製品の捉え方を習得することができます。
画期的な新技術の探索や、性能限界における技術課題の解決、VEをやりつくされた部品におけるコストダウンの手段を発想します。
新しいアイデアについて事業化を検討する上で、どのくらい市場性があるのかを見積ります。様々な市場に対して可能性があるものについては、それぞれの市場の性格を踏まえ、参入シナリオをご提示し、ベストケースとワーストケースにおける投資回収の見込みを算出いたします。
事業が今後どのような方向性に向かうのかを価値軸を中心として策定します。技術調査、市場調査による世の中の動向を踏まえつつ、事業として提供する価値がどうあるべきかを決め、開発テーマに落とし込みます。それぞれの開発テーマの現有技術を踏まえて開発期間を算出し、技術ロードマップを構築します。
演習を中心とした実践的な研修でユーザーが気づかない価値の創出と具現化するためのプロセスを習得できます。K-Matrix法などの手法を使い、「発想力」「目利き力」「推進力」を強化します。